離人症体験記ブログ |雨と傘

慢性離人症(離人感・現実感消失症)の闘病記・体験談のブログです。漫画やエッセイも出しています。まだ治療中です。

才能とはあなたが「つい、やってしまうこと」である【オススメ本の紹介】

世界一やさしい「才能」の見つけ方 一生ものの自信が手に入る自己理解メソッドを読んで良かったのでシェアします。

才能とはあなたが「つい、やってしまうこと」である

才能といえば「人よりうまくできること」「スキルや知識、資格のこと」というイメージがあるが、それだと自分よりうまくできる人はいくらでもいるし、モチベーションを保って継続できるとは限らない。この本で言う才能とは「つい、やってしまうこと」である。

 

知識やスキルは確かに必要だ。ただ、それらは後天的に身につけたものである。本当の才能というのは「生まれつきなど特別な努力をせず身についたもの」だという。そればかりは他人が後から真似できることではない。

 

才能を見つけるためには「憧れ」を手放すことが必要だという。「なりたい自分」と「なれる自分」は違う。陸にいる魚のようなものだ。他の人と自分の才能は違う。自分のすいすい泳げる水中を見つけることが肝心だ。

 

才能は「動詞」で表せることである

では才能には具体的にどういうものがあるか? 実は、才能とは「動詞で表せること」なのだ。たとえば「慎重に物事を進める」「人の気持ちを考える」「初対面の人と仲良くなる」などなど…。

具体的に思いつかなくても、本書の特典には「才能の具体例1000リスト」があるので、きっとあなたの才能も見つかるだろう。

 

才能を強みに変えるために、本書では「才能を見つける技術」「才能を生かす技術」「才能を育てる技術」という3ステップを学ぶことができる。その中から”才能を見つける5つの質問”というものに私も今から答えてみることにする。

 

才能を見つける5つの質問

才能を見つける質問① 他人にイラっとすることは?

他人にイラっとすること=自分なら普通にできてしまうこと、である。イラっとすることは星の数ほどあるので、私の才能は無限に見つかってしまうかもしれない。

 

ひとつ挙げるなら、強がってるらしき人を見るときは嫌だなぁ。虚勢を張ってる姿。嘘っぽい主張。「この調子だったらこの人、大事な場面で逃げたりするんじゃないかな、不誠実だなぁ」とか思う。

 

ってことは私は正直な気持ちを口にするのが得意なんじゃないか? 普通は隠したい、恥とかの感情を見せるのが。本当は、人見知りだから言いたいことが言い出せないのもかなりあるけど、いざ話す内容はわりとオープンなんじゃないか?

 

才能を見つける質問② 親や先生によく注意されたことは?

よく注意されてきたこと=その人が突き抜けているポイントだ。目立っているからこそ注意される、ということらしい。

 

私はあれだな、圧倒的に、だらしないこと。だらしなさという短所を長所に置き換えるならどうなるだろう。どんな才能になるだろう。

 

だらしない人って、多分、見てると安心するよね。ある意味、見下されてるってことでもあるが、ゆるい人を見ると肩の力を抜いてホッとできる。「自分もゆるくていいかもしれない」「ゆるいって良いよね」「楽しいものは楽しいよね」とプレッシャーを抜いてくれる役目がある。

だから、人のダメな部分の共感を生んで慰めたり、人をプレッシャーから解放させるという長所・才能があるかもしれない。

 

才能を見つける質問③ やっちゃダメと禁止されると辛いことは?

「やっちゃダメと禁止されると辛いこと」を仕事にするとモチベーションの悩みから解放されるらしい。たしかに。エネルギーがなく飽きっぽい私には「モチベーション」は人生の死活問題だ。

 

やっちゃダメと禁止されると辛いことは、ユルい服装をすることかなあ。ピシッとした服装しか許しませんとか言われたら窮屈でストレスだ。でもこれ多分ちょっと違うだろうな。ここで言いたいのはつまり「やりたくて仕方ないこと」だろうからなあ。

 

受動的な話じゃなくて能動的な話だよね。え、なんだろ、やっぱり「サボる」ことかなぁそうなると…。これを仕事にするって何だろう。漫画のユルいタッチは褒めてもらえることがあるので、そういうところかな。自分のユルさを発揮して人の息抜きにもなるような仕事。

 

才能を見つける質問④ あなたの短所を「だからこそ」で言い換えるとどうなりますか?

そうね、短所は「何にでも手を出してすぐやめちゃう」ところかな。コツコツとか忍耐ってことが無理。努力嫌い、という結構終わってる要素がある。

 

最後まで何かをやり遂げたってことがないね~。根気なし、熱意なし。そう、もともと熱意がすごいから手を出すってわけでもないのよ。「熱しやすく冷めやすい」とか言うけど、たいして熱してないけど手を出すわけ。

 

さて、この「何にでも手を出してすぐやめちゃう」を「だからこそ」に言い換えるんだよね。う~んなんだろう。何にでも手を出してすぐやめちゃうからこそ、いろんな物事の要素や情報を、幅広く柔軟に取り入れることができるかな?

 

浅く広く体系的に…というか。フットワーク軽く…フレキシブルに…。AIとか新しいもの好きだし。Kindleでセルフ出版するとかいうのも、とりあえずやってみようという感じでやってきたし。

「じっくり・しっかり・緻密」のモノづくりができないかわりに、雑で軽めだけど、ちょっと気軽に嗜むにはちょうどいいノリのものが発信できるかもしれない。

 

才能を見つける質問⑤ 他の人は嫌がるのに、自分には楽しいと思えることは?

「夢中になれること」を見つけたら最強である。えっ何だろう、そうねえ、こう見えて実は目立ちたがりなのよ。シャイの目立ちたがり。別に意外じゃないって?

 

視線恐怖でめっちゃ緊張しいだけど目立ちたがり。表現というものが好き。こんな人、結構いるよねきっと。あるあるだと思う。目立つことが嫌いっていう人たち、確かにいるけれども、私ならではの特徴かと言われればちょっと弱いかもな?

 

「自分には楽しい」というところに着目すると、他の人より楽しんでるのは「子どもっぽさ」かなあ。子どもっぽさに関しては、出したくないという人は多いかも。だって恥ずかしいもんねぇ、いい大人がガチャガチャに夢中になったり、プリンセスとかキャラクターのグッズ集めしてんの。私は楽しい。

そんなところでしょうか。

 

結論:私の才能とは

 

本書を読んで私には3つの才能が見つかった。

 

・気持ちを言語化できること

・情けなさを見せることができること

・子どもらしい無邪気さや発想力があること

 

まとめると「ネガティブな気持ちをユルい自由なトーンで言語化・表現する」ことかな。これって、結局私がネットでいままでやってきたことじゃん?

 

でも、かなり迷走もしていた。もともと飽きっぽいし、解離してるおかげで自分の好みや興味がかなり曖昧になったり、焦っていろんなものに手を出して全部中途半端でやめたり。そんな自分が大嫌いでもっと焦ったり。

 

本書を読んで、そこらへんが結構楽になった。やれないことはやれない。続けらんないことは続けらんない。私ができることは限られている。結局、やりたいことしかやれない。私は他の人にはなれない。

 

「やれそうだから、やったほうがいい気がする(やらないと損かもだから)」で手を出したことは、やめよう。どうせやってなくて放置してるけど。諦めよう。

 

「やれそうだから、やったほうがいい気がすること」より普通に「単にやりたいこと、ついやってしまうこと」やりたい。

 

ちなみにXで褒められるのは圧倒的に「言語化能力」である。

私は最初、病気を漫画に描いたが、本当は漫画はそんなに得意じゃない。漫画描くの好きなのは好きだけど、漫画を作る作業は結構苦痛だ。楽しいな!と思いながらはそんなにやってない。そして、文章より圧倒的に効率が悪い。

 

文章のほうが楽しんでいる。だから漫画はちょっと諦め気味で、文章の方に力を入れていく。挿入絵はたまに描きたいので、そのときにまたよろしくお願いします。

 

↓今回紹介した本はコチラ